憧れの女

その人のことを知ったのは、昨年の9月ごろだろうか。名前は小野寺冴(おのでら さえ)、身長は172センチ、愛車はインプレッサ、そしていつもバッグの中には、スニッカーズが入っている。気が強いが、やさしい一面も持っている。私の心の中にいつも彼女のことがあり、初恋をした時のようでもある。

実は彼女は作家堂場瞬一の鳴沢了シリーズ「破弾」にでてくる主人公の相棒である。彼の作品を読むにつけて、内容に引き込まれ休む間もなく読み進んでいってしまう。本の帯には、「寝不足書店員続出!?」と書かれているが、まんざら嘘でないようだ。彼、堂場瞬一の作品を紹介したいのだが長くなるのでやめておくが、中公文庫の鳴沢了シリーズは読み応えがあり、決して時間を無駄にしたと思うことはないと思う。一度、小野寺冴にあってみたいものである。