新島襄旧宅

県連広報部員、高崎支部の小板橋です。私、支部は高崎ですが事務所&住まいは安中です。そこで今回は安中をちょこっとご紹介してみたいと思います。

さて、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、来年のNHK大河ドラマは「八重の桜」で、主人公は同志社大学の創立者新島襄の奥様、新島八重さんです。新島襄は安中藩士の出身ですが、新島襄の父親がが江戸詰だったので生まれ場所は安中藩の上屋敷、実は江戸生まれです。廃藩置県後新島家は安中へ引き上げることになり、急遽作られたのが今回ご紹介の「新島襄旧宅」です。

新島襄自身は明治維新前に国禁を犯し単身アメリカに渡り、明治7年になってから帰国しました。帰国後この屋敷で、家族と再会を果たしています。そして3週間ほど滞在し、その後京都で同志社を創立することとなります。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、「新島襄旧宅」とは言いながらも実は、「新島襄の両親の旧宅」、ということになります。

それはともかく、建物自体は二軒長屋で、一軒分が10畳の「上の間」と7.5畳の「下の間」二間続きに台所がつくという以外とつつましやかなものですが、当時は武家屋敷でも下の間には天井がつかず、茅葺の屋根がむき出しになっていたそうですが、この屋敷は下野までも天井が貼られていて、それなりに豪華な造りになっていたそうです。トイレは背中合わせで二軒分ついていますが、縁側の廊下は二軒共用であり、私の感覚からすると二軒長屋というよりも一軒の家のような感じがします。

現在は一軒分が当時のまま保存され、もう一軒を改造して新島襄関係の展示室となっています。外観と内部の写真を添付します。ご覧ください。

外観

下の間

縁側

展示室

場所はちょっとわかりづらいですが(案内表示は設置されています)駐車場も完備しています。安中にお越しの際はぜひお立ち寄りください。管理人さんが常駐していて事細かに説明してくれます。

※所在地:安中市安中1-7-30