私の事務所では、現在、ツマグロヒョウモンという蝶を飼育中です。もともとは関西以西に住む熱帯系の蝶なのですが、地球温暖化の影響なのか、たまたま食草がスミレ類のためパンジーも食べる事から、群馬でも普通種の蝶になってきています。羽化した蝶の美しさを見たら、幼虫の不気味さも可愛くなってくるから不思議です。なにしろ事務所の女子職員が「可愛い」と言ってくれるので、事務所の中に観葉植物風に置いてあります。
幼虫はこんなに目立つ色と形をしているのに、スミレの中から探しだすのは結構むずかしい。
ちょっと見にくいですがサナギです。この蝶は枝からぶる下がってサナギになります。左後方にぼやけて写っているのがサナギになる前の幼虫です。
羽化したばかりのツマグロヒョウモン。写真では閉じている前翅の褄が黒くなっているのがメスで、ここから名前がつけられた。